さて、今回はタイトルどおり、まさに新月が土曜(しかも3連休の初日)にあたった、2/10に遠征してきました。
いつものとおり一週間前から空の様子が気になり、WindyやらSCWやらとにらめっこしておりましたが、なんとか土曜はピンポイントで朝霧高原が晴れそうな予想(でもSCWのみだったから不安いっぱいでしたが。。。)
現地に到着したのは、まだ明るい時間でしたがすでに前日から遠征中のさすらいさんがすでにスタンバイ状態で、ご一緒するのはいつ以来だったかな。前日の撮影場所での雪かきでお疲れモードでした。w
さて、今回の撮影ネタはM106銀河です。
この銀河は、ずいぶん前にチャレンジしたのですが、トラブルだったか、空が悪かったか覚えていませんが、まともな撮影ができずにそのままだったので、今回こそはと撮影です。
さて、撮影結果ですが、前回の遠征で、APTのSessionCraftによる子午線反転もうまく動作することが確認できたこともあり、今回はすべて〇。
21:30ぐらいから撮影を開始して、セットしたのは180秒x110枚、よく3時過ぎには終了するスケジュールでセットです。
BIAS、FLAT、DARKなどは、すでに撮影を済ませてあるので、あとは本体撮影が完了すればOKという状態でした。
ほどなく撮影を開始して、あとは、車内で電気毛布でぬくぬくと過ごしながら、タブレットで状況確認だけしながらウトウトと。。。
途中の子午線反転もいつの間にか寝てしまっていて、気が付いたらすでに4時前で撮影がすべて完了してました。
SessionCraftの子午線反転は、単なる反転ではなくちゃんと反転後の撮影再開のために以下のような動作をするのでとても良いです。
・子午線反転前の指定した時間(子午線通過の5分前を指定)に撮影スケジュールの一時停止
・PHD2の停止
・現在の空(子午線反転前)の位置をプレートソルビング
・赤道儀のトラッキング(恒星時追尾)の停止
・指定した子午線通過後の時間(子午線通過の10分後を指定)が来ると反転
・赤道儀のトラッキング(恒星時追尾)の開始
・反転前の座標に移動するまでプレートソルビングを繰り返し実行
・PHD2の開始
・撮影スケジュールの再開
上記は私の設定内容ですが、これ以外に、反転後のピント調整などもスケジューリングできます。
今までは、このSessionCraftの子午線反転機能とGemini2(赤道儀)の子午線付近の動作の組み合わせを理解できておらず、反転できなかったり、反転後のプレートソルビングで再反転したりと不規則動作で失敗したりしてました。
今回は、特にgemini2の機能を何度も読み返して理解できたことで、すべて想定通りにイベントが終了して最後まで撮影スケジュールを完遂できました。
PHDのガイドグラフをみると、時折、強い風(音も聞こえてました)があってグラフがどこかに行ってたりしてましたが、赤道儀のファームのバージョンアップをしてから、ガイド補正のレスポンスがとても良くなったようで撮影フレームは、
110枚すべてがエラーなし!
こんなのは初めてです。(信じられない。。。)
なんと天体撮影をはじめてから、初めての5時間半の露光となりました。
M106 2024/2/10
Mount:LosmandyG11 Gemini2
OTA:TOA130 TOA-645Flatner
Cam:ASI533 MCPRO 180sec X 110(330min)
Image processing:pixinsight
location:朝霧高原
高解像度版はこちら
最近、pixinsightには、BlurXTerminatorなどのAIツールが出てきて処理がとても簡単になってきました。
最近覚えて使用しているツール機能を列挙しておきます。
・Generalized Hyperbolic Stretch ストレッチ機能
・GranXpert 傾斜被り機能(強力!)
いつものとおり一週間前から空の様子が気になり、WindyやらSCWやらとにらめっこしておりましたが、なんとか土曜はピンポイントで朝霧高原が晴れそうな予想(でもSCWのみだったから不安いっぱいでしたが。。。)
現地に到着したのは、まだ明るい時間でしたがすでに前日から遠征中のさすらいさんがすでにスタンバイ状態で、ご一緒するのはいつ以来だったかな。前日の撮影場所での雪かきでお疲れモードでした。w
さて、今回の撮影ネタはM106銀河です。
この銀河は、ずいぶん前にチャレンジしたのですが、トラブルだったか、空が悪かったか覚えていませんが、まともな撮影ができずにそのままだったので、今回こそはと撮影です。
さて、撮影結果ですが、前回の遠征で、APTのSessionCraftによる子午線反転もうまく動作することが確認できたこともあり、今回はすべて〇。
21:30ぐらいから撮影を開始して、セットしたのは180秒x110枚、よく3時過ぎには終了するスケジュールでセットです。
BIAS、FLAT、DARKなどは、すでに撮影を済ませてあるので、あとは本体撮影が完了すればOKという状態でした。
ほどなく撮影を開始して、あとは、車内で電気毛布でぬくぬくと過ごしながら、タブレットで状況確認だけしながらウトウトと。。。
途中の子午線反転もいつの間にか寝てしまっていて、気が付いたらすでに4時前で撮影がすべて完了してました。
SessionCraftの子午線反転は、単なる反転ではなくちゃんと反転後の撮影再開のために以下のような動作をするのでとても良いです。
・子午線反転前の指定した時間(子午線通過の5分前を指定)に撮影スケジュールの一時停止
・PHD2の停止
・現在の空(子午線反転前)の位置をプレートソルビング
・赤道儀のトラッキング(恒星時追尾)の停止
・指定した子午線通過後の時間(子午線通過の10分後を指定)が来ると反転
・赤道儀のトラッキング(恒星時追尾)の開始
・反転前の座標に移動するまでプレートソルビングを繰り返し実行
・PHD2の開始
・撮影スケジュールの再開
上記は私の設定内容ですが、これ以外に、反転後のピント調整などもスケジューリングできます。
今までは、このSessionCraftの子午線反転機能とGemini2(赤道儀)の子午線付近の動作の組み合わせを理解できておらず、反転できなかったり、反転後のプレートソルビングで再反転したりと不規則動作で失敗したりしてました。
今回は、特にgemini2の機能を何度も読み返して理解できたことで、すべて想定通りにイベントが終了して最後まで撮影スケジュールを完遂できました。
PHDのガイドグラフをみると、時折、強い風(音も聞こえてました)があってグラフがどこかに行ってたりしてましたが、赤道儀のファームのバージョンアップをしてから、ガイド補正のレスポンスがとても良くなったようで撮影フレームは、
110枚すべてがエラーなし!
こんなのは初めてです。(信じられない。。。)
なんと天体撮影をはじめてから、初めての5時間半の露光となりました。
高解像度版はこちら
最近、pixinsightには、BlurXTerminatorなどのAIツールが出てきて処理がとても簡単になってきました。
最近覚えて使用しているツール機能を列挙しておきます。
・Generalized Hyperbolic Stretch ストレッチ機能
・GranXpert 傾斜被り機能(強力!)