ちょっと長いです。。。すみません。。。


事の始まりは、少し前にさかのぼります。

ASI1600MM-COOLを購入して、LRGBもまともにできていないのに、そんなことはさておいて、SAOなどというものにも興味を示していたのはいうまでもありません。なんせミーハーですから(古い?)

まあ、やってみよ!だれにも怒られるものではないしね!
と、いうことで、フィルターを購入するのですが、有名どころのフィルターはとにかくお高いのです。。。
で、OPTOLONGという某大陸系のメーカーのフィルターに落ち着くのですが、
それでも1枚1諭吉ぐらいはします。

気が小さいケチな私は、とりあえずHαフィルターを買ってみますが、思った通り、すぐにほかのフィルターも欲しくなり、、、次いで、OIIIを購入します。
これでAOO合成ができるから、ガマンしておこう。ということだったはずなんですが、

ほら、今年は雨が多くってなかなか撮影に行けなかったでしょ。
で、ついつい、フィルターが欲しくなって、結局、SIIも購入(^^;
全部アマゾンで買えちゃうもんだから、ダメだよねアマゾン。。。

そのうち撮影に行ける日がやってきて、よしSAOやってみよう。とHaから撮影を始めたのですが、
Ha->OIIIと撮影して、SIIで撮影すると、変な感じの画像が撮れてしましました。
よく見ると、ピントが全然あってない、、、おやっ?

なんとSIIだけピント位置が全然違うんです。
そりゃあ、安いけど、同じメーカーなのに違うんだ。。。がっかり。。。
で、ピントを取り直さなきゃならないけど、対象天体に向いている状態では、とてもバーティノフできません。
結局、近くの輝星でピントを合わせたのですが、画角がずれちゃって。。。

これは、どうにかしなくちゃなって、考えたのですが、その時使ってたSGProという撮影ソフトにピント調節支援機能があることに気づき、もっというと、オートフォーカス機能もある。
まあそのアーキテクチャはネットでググってもらうとして(^^;
そんな機能があるなら使ってみたいなと思い始めて、調べ始めました。
そこで出てきたのがこれ、そう、、モーターフォーカサーです。
でも調べていくうちに、製品としてのこいつはあまりなく、いくつかのメーカーがだしているものの、
やっぱりお高いんです。
使っている人たちがどうしているのかと調べてみても、情報が少なく、あっても自作さんがとても多い分野です。
もしかしたら使っててもあまり紹介してないのかもしれませんね。

そんな中、国内でも頒布している方もいて、そこでお願いしようかな~とおもいつつも、どちらかというとパーツとして頒布されているようで、なんとなく腰が引けてしましました。

あきらめようかな。。。と思ってた時、やまぎりさんが海外の販売情報をいくつかおしえてくれて、そのうちの一つがとても気になってきました。

そのサイト、「購入したい人はメールください」としか書かれてないので、個人サイトだなと思ったのですが、
製品名でググってみると、海外のフォーラムで結構使っている人がいます。
じゃあ、大丈夫なのかなって、ことで、思い切って連絡してみました。

「日本にも発送できる?」って。
ほどなく、Daveと称する人物から、連絡が入り、「問題ないよ」って。

いくつか質問して、「じゃあ、頂戴」って感じで注文しちゃいました。
お支払いは当然先払いでPaypalで。

我ながら、無謀な気がしますが、メールのやり取りでなんとなく人が良さそうな感じがしてたし、
使用者がそこそこいるってこともあって、やっちゃいました。

「調整のため1週間ぐらいしたら発送するよ」って返信があったので、
ちょっとドキドキしながら待ってたら、RoyalMailの追跡番号を連絡してきたので一安心。

あー、前置きが長くなりましたね。
届いたのはこれです。

8aa6d4fe.jpg


SharpSky Pro

すみません。画像は、くだんのサイト画像です。
届いたときの商品画像を撮ってなくて、今は取り付け用に穴あけ始めてしまったのできれいなのがなくってw

イギリスのブリストル在住のDave Trewren氏がすこしづつ改良を重ねて、販売にいたった電動モーターフォーカサーです。
この画像だと、ギヤードモーター、コントロールBOX、ハンドコントローラーが映っていますが、
これ以外に、モーターとコントローラーの接続ケーブル、コントローラーとPCの接続のUSBケーブル、気温センサーが付属しています。

気温センサーはモーター背面の銀のフタみたいなところでも検知できますが、付属のセンサー(先端が棒になってるやつ)を付けることも可能です。

そのほか、上の画像の右側のコントロールBOXに見える黄色のRCAコネクタですが、ここにヒーターが最大4つ接続できます。それぞれ、0、25、50、100%と出力コントロールも可能です。

もちろん、ASCOMフォーカサー準拠なので、各種ソフトでのコントロールも可能です。

ね、結構いけてませんか?
ちなみにお値段、€295£295。うっかりドルと見間違えてて、それで注文を決めたのは、ナイショです(笑)
ユーロポンド。。。もう少し為替レートが良ければなぁ。。。w

これを安いとみるか高いとみるかは、まあ、個人の判断ですのでね。

前回、ブログにUPしたクラゲはこのフォーカサーで最初のピント合わせをしました。
ちなみに、最初にお話ししたSIIのピントズレなのですが、日本代理店に相談したところ、どうやら不良品だったらしく交換してもらいました。結局、ピント位置は変わらなくなってます。

。。。。あれっ?

じゃあ、このフォーカサーいる?。。。。。

とお思いの方もいることでしょう。私も思いました。(笑)
いや、もう、こうなると欲しいものは欲しいのでいーんです!

前回は最初のピント合わせだけ行いましたが、バーティノフマスクの調整はとても良かったです。
手では難しい極微調整がきくのでこれでもかってくらいに追い込めました。

。。。その後の温度変化にやられてピンボケ画像量産したのは前回報告のとおりですが。。。。

で、WO71への取り付けは、k-astechさんのブログでWO71の電動フォーカサーネタがあったので、それを参考に、、、マネして付けました(^^;

7fc682ea.jpg


実は、これ以外に電動フィルターホイールも参加したので、そっちも使ってみたくって、ここんとこWO71なんです。
ということで、電化が進んでいるのですが、バッテリーの消耗も激しくなってきてます。
そのうちディープサイクル2台にならないかとても心配。
(無理やりタイトルに寄せたりなんかしてませんから。。。)

あとは、これをC6 HyperStarにも取り付けたいので、考えた結果、こうなりました。
6b698cb8.jpg


C6のフォーカサーの根元についているのは、MINOURA(ミノウラ) スペースマウント2穴です。
どこかで誰かが天体用に使っていたのを覚えていたので、頼んでみました。
なんと695円!なのに、すごくしっかりしていて、とても良いです。
これ、なにか使えそうな気がします。

で、こいつの2穴はM5のネジが切ってあるので、そこにホムセンで買ってきた金具を取り付けて、モータと接続します。(モーター側は手持ちのネジがなかったのでまだ未完成ですが)

WO71は構造上、オルダム型のカップリングを使いましたが、こっちは、普通のスリット型カップリングで、ミスミで頼みました。(これも月曜発送の予定なので、これまた、未完成)

機材ばかり先行して、まったく撮影技術は上がりませんが、こういうのってなんか好きなんですよね。
なくてもいいのに、あー、無駄使いだなぁ。。。
あとは、SGProかAPTのオートフォーカス機能でうまくできるかどうか。。。テストばかりやってると撮影できなくなっちゃうから、新月期の前にテストしたいところです。

そうそう、前回もちらっと書きましたが、日本に出荷したのは私が初めてだって。
Daveも驚いてました(笑)
そりゃそうだ、普通、頼みませんよね。個人販売なんてw

あ、肝心の使い勝手ですが、なかなか良いですよ。モーターのバックラッシュはありますが、ピント用ですので気になりません。ただ、これからオートフォーカスやってみた時どんな感じになるか、それは、また報告します。

さあ、いざ行かん!!