すっかり梅雨入りしてしまいました。
自然を楽しむこの趣味は、この季節が一番つらいですね。
機材の湿気対策もあるし。。。

しばらくは、機材いじりしかないなぁ。。。と思っていた金曜(6/10)のことです。

YKMさんがなにげにメッセでつぶやいている。。。「今夜、天城いこうかなぁ。。。」

へっ?曇りか雨じゃないの?確かに日中は梅雨の晴れ間で暑いけど、、、
なにを言い出してるんだろう、と思いながらGPVをチラリ。。。

やややっ!
雲が取れそうじゃないですか!!

えーっ、どうしよう、、、ソワソワ、、、仕事が、打ち合わせが、あ~、、、、

ごめんなさい、ごめんなさい、、、打ち合わせを早めさせてください<(_ _)>
関係各所に調整という名の、お願い行脚を行って、何とか早帰りを決行することに。

とはいえ、天城は以外と時間がかかる場所で、どうやっても22時過ぎに到着予定の計算です。
ほかにないのかとGPVをにらみつけると、それにビビったのか、太郎坊あたりも雲が取れそうな感じが!

よし!太郎坊じゃ~!!!
と、行先を太郎坊に変更し、梅雨の晴れ間を楽しみに行っていきました。

今回は、YKMさんとkola29さんが参戦です。ここから20分ぐらいのとこで仕事しているやまぎりさんは、
お仕事に追われ参戦不能とのことでしたが、それでも深夜、偵察にきてましたw

さて、今回のテーマは、もちろん、HyperStarとASI1600MM-COOLです。

まずは、前回、今一つだった光軸とバックフォーカスです。

HyperStarのバックフォーカスは44.3mmと公称されてます。
と、その前に、今一つ理解しきれてなかったバックフォーカス。
一体何のために存在しているのかを、よーく、考えました。(知っている人は読み飛ばしてね)

例えば、HyperStarのマウント面からセンサーまでを44.3mmに設定したとして、
よく考えれば、ピント調節のグリグリを動かせばピントはかわるんだよね。。。

あれ?だったら44.3mmに合わせたって関係ない?
いやいや、関係ないものをわざわざ公称するわけはないよな。。。。
・・・考え中・・・
ピントとは関係ないのかな?

困ったときのYKMさんにきいてみました。

そもそも補正光学系がピント調節で移動するかどうかです。
その移動でセンサーとの距離が変わるのかどうかを考えましょう。

と、コメントを頂き考えました。
そう、HyperStarは、カメラ側にあってセンサーとの距離は変わりません。
したがって、ピントを変えても関係ないので、バックフォーカスはピントとは関係ないのです。
これは、この距離が一番平坦性を維持できる距離ってことだったんですね。ハースッキリ!

で、実際、どんなもんかみてみます。
まずは44mm・・・うーん、周辺が楕円だよね。。。。
少し短く39mm・・・うーん、少し良くなった?わからん。。。。
少し長く49mm・・・悪くなったかな?わからん。。。。

こんなもんなのかな~。。。周辺はダメか?
と片付けようとしたとき、もうひとつ試してない距離がありました。

実は、今回HyperStarを頼んだ時一緒にHyperStar用のフィルタースライダーを注文してました。
そして、HyperStarはカメラアダプターがついてくる関係で、ASI174と指定しておきました。(ASI1600とフランジバックが同じだったので)

フィルタースライダーが17.5mm、カメラのフランジバックも17.5mmあわせて35mmだったので、あと9mmの延長筒で44mmとしてました。

そうです、ためしてtなかったのは、何も延長しない35mmです。
当然短いのでダメ・・・なはずだったのですが、なんと、一番星像がまともで、周辺の星像もなかなかです。

いくらなんでもなんで????
と、考えてもわからないので、HyperStarのメーカーのstarizonaへ質問してみました。

すると回答は、「一緒いつけたカメラアダプターの長さも加算して。」です。
図ってみると、9.3mm。あわせて44.3mm!!!

フィルタースライダーの長さも考慮したアダプターつけてくれてたんですね。しかもバックフォーカスのマウント面からって、そのアダプターの接地面だったのか・・・しらなかった。
マウント面ってそこかー。。。

だって、レンズのほうがマウント面よりカメラよりにあったから、てっきりそのあたりだと思って・・・うーん、勘違い。

で、バックフォーカスはなにも気にすることなく(まあ、微調整はこれからあるかもしれませんが)使えそうだったので、まずは、それを試してみようとやってきました。

まず、設置して始めたのは光軸調整。
三か所の押し引きをつかって調整です。少し時間がかかりましたが、ジフラクションリングも映りましたのでまあまあです。

次は、フラットです。

前回、HyperStarにASI1600MM-COOLをつけた状態で、もともと使っていたフードをかぶせてたのですが、その状態だと完全にフードの中にカメラがはいってしまい、フード内にカメラの排熱がたまってしまって温度上昇し、そのせいかカメラのセンサーが‐18℃ぐらいまでしかさがりませんでした。

そこで、今回は、フードを作り直し、排熱がこもらないように短いフードにしました。
ただ、そうなると、フードからカメラ部分が飛び出しているので、SKYフラット撮影のときの光拡散用カバー、通称コンビニ袋がかぶせられません。

で、考えたのがこれです。

アクリルドーム~!!!

叫ぶほどのことはないですね(^^;
こんなドームを
20d6a0b2.jpg


2000番の耐水ペーパーでコシコシやって、

9034f5ec.jpg



まあ、こんな感じになりました。(実際はもう少しコシコシっやってもうちょっといい感じになってます)

このSKYドームフラットも試してみたかったのです。
(あとはこれでELフラットできればよいけど、それはもう少ししたら着手してみます)

さて、そんなアリより小さい野望をもって、いざ、太郎坊へ!

当日はなかなかきびしい天候でしたが、それでも雲の通貨通過の合間をねらって、ちょっとだけ撮影できました。
課題の光軸も終わり、撮影もおこなって、最後のSKYドームフラットも撮影。
さあ、撤収となって、機材を片付けてるときに、それは、見つかりました。。。。

まさか、最初からずっと、これを狙っていたのか。。。

HyperStarグラついてんじゃん!!

光軸調整したとき、しっかり締めたはずなのに、、、よく見ると、回転装置の固定ネジが思いっきり緩んでる!!
クルクルまわる!わぁー!!!!!

やっちゃったよ。グラつくレンズとカメラ。。。o.........rz

まあ、いつものことなんですが、なんか、足りないんですよね。反省が足りない?うんそれはあってるけどw

一応撮影したのはこいつです。
でもRGB画像はなんとか撮影できたのに、なぜかL画像を撮ってると雲が来たり霧が深くなったり、結局使い物になりそうなL画像はたったの4枚。
でもせっかくなのでLRGB合成してみました。

まずは、まわりを切り捨ててトリミングしたやつです。

まずは、YKMさんが合成してくれたやつです。画像全体をうまくあぶりだしてくれてます。
こうやってバランス良く処理できるのがスゴイなぁ。。。
c37fdc90.jpg


M16(わし星雲)
C6 & HyperStar ASI1600MM-COOL
L:120秒×?枚 R,G,B:60秒×それぞれ?枚ずつ

私はこんな風にうまく星をだせないので、トリミングでごまかし。。。
57ef8dd0.jpg


M16(わし星雲) トリミング
C6 & HyperStar ASI1600MM-COOL
L:120秒×2枚 R,G,B:60秒×それぞれ5,4,3枚ずつ
ステライメージでLRGB合成 フォトショップCCでレベル補正、トーンカーブ調整

こっちのほうが圧縮されてません。


かぶってますねぇ。。。まあ、また、いろいろとyらかしてますので、次回こそってことで。。。(^^;
次こそは、星も流さず点像で!