もうひとつの課題。
それは、EQ5の時にもちょっとだけやってた、極望カメラです。
EQ5の時は、極望の精度がわるかったので、結局、ドリフトのみでセットすることにしてましたので、そのまま使わなくなってました。

今回のiEQ45Proは極望の精度が高く、ガイドテストでもなかなかの数値をだしていますので、
時短をかんがえると、今後も使っていくと思います。

当時使っていたWebカメラのQcam4000は、すでに壊れてしまったので、今回は、惑星用に入手したASI1034MCを使ってみました。

極望カメラの仕様をおさらいすると、極望でうつしだされるポラリスとレチクルパターンの両方を写す必要があるので、この場合、コリメート撮影法となります。

直焦点だと、ポラリス、レチクルパターンのどちらかしかピントをあわせられません。

準備するものは、CMOSカメラ(これはASI1034MCを使います)、
Cマウントレンズ(ASI1034MCにはレンズがついていませんので、焦点距離6mmのCマウントレンズ)
また、ASI1034MCにこのレンズをつけるためのM42-Cマウントアダプターも必要です。

さあ、これで極望に取り付ければ写せます。
実際に、ポラリスを導入して写したのはこれです。
1a52885b.png


これで、無理な姿勢をとらずに極軸設定ができそうです。

・・・・・で、どうやってカメラを極望に接続したのかってことですが、家のガラクタ箱にあるものでなんとかしようとしましたが、それも難しく、なんらかのアダプターとか延長筒を加工することも考えましたが、接眼部に平行に装着できないと片ボケがひどくなってしまって、極軸設定には厳しいことが判明しました。

で、追加購入したのは、リング型のネオジウム磁石(2mm厚)です。
そう、磁石でつけてしまう算段です。

当初は、カメラ、接眼部の双方にリング磁石をつけようと思いましたが、予想以上に磁力が付いため、近づけると勢いよくついてしまうので、破損の危険もかんがえて磁石はカメラ側のみとして、接眼側にはワッシャーを取り付けました。

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これが、カメラで、一番上にのっているのが、リング型のネオジウム磁石(φ23×φ18×2mm)です。

c734d77a.jpg


極望の接眼部側には、見ての通りのワッシャーをつけてます。

磁石で大丈夫?って思うでしょ(^^)
全然大丈夫です。こんな小さくてもネオジウム磁石は強力なので通常使用では全く問題ありません。
ちなみに磁石のお値段、230円也。ワッシャーは15円でした。
その他、Cマウントアダプターはポイントがたまってたので500円で購入、Cマウントレンズは1,180円でした。
工作ともいえないものですが、これで極軸設定が楽になると思います。

おまけですが、いつものことながら、またもや画像の再処理をしました。
前回のブログにUPした画像がなんとなく眠たいかんじだったので、コントラストを変えてみました。
いかがでしょうかね~。。。
f4b88075.jpg

前回処理の高解像度版はこちら
高解像度版はこちら

すこし微光星が犠牲になりましたが、このほうがキリっとしていてよいかな~と。。。

(もういっちょ)
なんかギラギラしてる気がしてきて、再々処理しました。
少し、あぶり出しも遠慮気味にして、背景ノイズを減らしてみました。
5fd2d377.jpg

高解像度版はこちら