たじ家

さて、夜遊びはほどほどに・・・

    2014年06月

    隙間撮影プロジェクトは今のところ進捗がありませんが、新たにプロジェクトが発足しました。その名も「天体機材無線化プロジェクト」。

    それは、ケーブル地獄にはまってしまう天体撮影の苦しみを解消するために立ち上がったものたちの戦いの物語です。(プロジェクトじゃないんかい!!)

    まっ、梅雨なのでヒマなんですね。(笑)
    天体師のみなさんのブログもぜんぜん更新されませんね。
    この時期はどうしようもないのですが、そんな時期だとよからぬことを考えてしまって、手間はかかるは、寝不足になるはで、最後は余計な出費もあって。。。

    というわけで、ここ数日何をしてるのかというと、、、
    天体撮影時にとっても邪魔になるケーブルをうまくできないかってことで、
    機材とPC間の完全無線化に取り組んでしまったわけです。

    これが、面倒のはじまりはじまり・・・

    まず、PCにつながる機材をみると次のとおりになります。
    1 赤道儀(Synscan)
    2 デジイチ(出来れば2台)
    3 ガイド用CCD

    これらは全部USBで接続しています。

    今回は、やまぎりさんから教えてもらった、USBデバイスサーバーを使ってチャレンジしてみます。
    USBデバイスサーバーとは、ネットワーク(LAN)上で、USBデバイスを接続して、共有化できるって代物なので、そこに上の機器を接続して、無線LANルーター経由でPCでアクセスするってものです。
    (ん?わかりにくい説明?こんな感じです)

    当然、USBデバイスサーバーなんて持ってないので、いつものAmazonでポチッと。
    一緒に、高速無線LAN規格の無線LANルータも。(最初の出費)
    d992af8e.jpg

    (画像はわかりやすいように、USBメモリをさしてます)

    PCは事前に無線LANでこのルータに接続してあります。
    なので、デジイチをUSBデバイスサーバーにUSBで接続して、PCにインストールした専用のUSBデバイスサーバー管理ソフトで見てみると、、、
    おお! ”EOS camera"って出てる!
    早速、BackyardEOSで接続すれば、しっかりアクセスできる。

    よしよし、続いて、もう一台のEOSを接続して・・・これも大丈夫。2台のEOSが接続できました。

    続いて、赤道儀(Synscan)ですが、USBデバイスサーバーは、USBコネクタが2個しかないので、USBハブをつなげて接続します。

    USBハブに2台のEOSを接続して、別口のUSBコネクタにSynscanを接続してと・・・ん?”EOS camera”が1台しか認識してないぞ?
    Synscanの方は、どうやら認識しているみたいで、USBシリアルコンバータの型番が出ているけど、デジイチが1台しか認識してない。
    スイッチを入れなおしたりしてもダメ。
    いろいろやって、結局、USBハブにデジイチ1台とSynscan、別口のUSBコネクタにもう一台のデジイチで3つのデバイスを認識しました。
    (う~ん、コネクタのさし方で変わるのか。。。不安・・・)

    それでも、ステナビでのEQASCOM接続も特に問題なく接続し、操作ができましたので良さそうです。(この時点では楽観的)

    最後に、ガイド用のCCDを接続します。ガイド用CCDはビデオキャプチャ(デジ造(PCA-DAV3)で接続しています。
    c29c4077.jpg


    もう、USBコネクタに空きはありませんので、USBハブに接続します。

    ・・・・・・ぜんぜん認識しない・・・・

    仕方がないので、別口に接続したデジイチをはずして、そのUSBコネクタに接続してみる。

    ・・・・・・しーん。。。。。・・・・・・

    もう、全部はずして、USBデバイスサーバーにデジ造だけを接続してみると、、、
    おお!認識してる!

    デジ造はオーディオデバイスも持っているので、オーディオとビデオキャプチャデバイスの2つが認識されました。

    ほかの機器と一緒に接続できてないけど、おそらくUSBデバイスサーバーを追加して別々に接続すれば大丈夫でしょう。

    よーし、PHD立ち上げて、カメラを選択して・・・あれっ?デバイスがでてこないよ?

    USBデバイスサーバー管理ソフトは・・・なんだ?ビデオキャプチャだけ切断されてる!
    もう一度接続して、、、PHDで・・・あれっまた切れてる!!!

    これを数回繰り返して、やっと気がつきました。
    USBデバイスサーバー管理ソフトが数秒に1回接続確認をしているのですが、そのタイミングで切断されているようです。

    この確認を中止することはできないものか・・・
    とりあえず、秒数は指定できるので、最大の60秒に指定して、接続されている間に、CCD画像が見られるかどうかを確認してみます。

    接続して、いそいでキャプチャソフトのあ~ぷらをあげて、CCDデバイスを選択して、プレビューっと。
    ・・・んん????何も出てこない???
    うわっ!固まった!。。。あー完全にフリーズしたー!!!!!!!!!
    もう、この辺でいろんなことが起きました。なにしろ、このPCではじめてブルースクリーンみました。(何年ぶりにみたんだろう)

    いろんなことやりましたが、結局何をやっても動画のキャプチャはだめでした。
    ネットの情報は少ないのですが、ほとんどうまく接続している人を見ません。
    なかには、接続はできたけど、「画像のデータ量が極端に少なくなってるらしい」と分析している人もいました。

    このままだとCCDだけ有線になってしまう。


    これじゃ、プロジェクト失敗です。何とかCCDをつなげる方法はないものか。。。
    う~ん・・・

    !(ポーン)

    逆の発想はできないか?
    USBデバイスをネットワーク上で共有化するんじゃなくて、USBデバイスが接続されたPCが、まるっとネットワーク上で共有されるようにできないか???
    あれっ?
    それって、こんな感じだよな・・・・
    d8891e6b.jpg


    なんだ、これって、Windowsのリモートデスクトップじゃん!
    ノートPCが2台必要だけど、これでいけるんじゃない。
    とりあえずノートはあるから、やってみよう。

    と、いうわけで、USBデバイスサーバーによる無線化は失敗に終わりましたが、次回は、リモートデスクトップ編です。理論上は出来るハズですが、どうなるかな。



    ついに始まりました。隙間撮影プロジェクト。

    ナレーション:隙間撮影プロジェクト。それは、困難を極めた土星の撮影において、SE120を使い土星の輪の隙間、そう、カッシーニの隙間を撮影することである。
    SE120を使うことだけが定められており、それ以外については何をしても自由である。とはいえ、限られた予算と技術で撮影するのは、至難の業である。。。チャララ~♪

    えー。これ以上このテンションは続きませんので、この辺で終わります。(早っ)
    とにかく土星を少しでもシャープに撮りたい。それで隙間も写しこみたい。

    それで、まずは、ピントの追い込みをいかに行うかを考えます。
    ピントはバーティノフマスクを使い、BackyardEOSやピントエイドなどのピント追い込み補助機能を使えば、それなりに追い込めます。
    ところが、今までどうしてピントが追い込みきれなかったのか。
    それは、SE120のドローチューブに問題があったのです。
    ピントをギリギリまで追い込むとき、画像を拡大して電動フォーカサーで調整していますが、あるポイントにくると、ど真ん中に導入していた対象が、突然フレーム内で位置が変わってしまい、拡大している部分から外れてしまったり、ひどいときにはフレームから出て行ってしまいます。これは、SE120のドローチューブに問題があるようで、途中でなにかが引っかかっているような感じがしていました。

    そこで、接眼部をはずし、パーツをばらし、原因を見つけ取り除くことで安定したピントあわせが出来るようにしてみたいと思います。

    接眼部をはずすのは簡単です。3つのねじをはずすだけ。
    次に、ピント調整環(通称グルグル)をはずします。
    6a4741d9.jpg

    ここは、ネジをはずして蓋をとると、グルグル棒を抑える板バネがあり、それでドローチューブのギアに押し付けていました。

    グルグル棒をはずしてしまえば、接眼部(外)からドローチューブを引き抜けます。
    1fdbc1fe.jpg


    どんな構造かと思ったら、なんてことはありません。中の三箇所でドローチューブを支えています。
    a0d0b268.jpg


    下の二箇所は、巷でうわさの敷居スベリみたいなのが貼ってあり、上のくぼみには、ひとつ上の画像の矢印のところに写ってる、樹脂製の板が入っています。
    この樹脂製の板の裏側に、ドローチューブガタツキ調整用のイモネジとストッパーネジがあり、それで板を抑えることで、下の敷居スベリに押し付けていました。

    さて、問題点はどこなのか。。。
    いろいろ探るために、ドローチューブをさしこんでイモネジ調整をした上で、抜き差ししてみたり、グルグルもつけてみて動かしながらドローチューブと支えの隙間を覗いてみたり。。。。

    かれこれ1時間ぐらいはいじってみましたが、なにせ、単純な構造なので特になにも見つかりません。

    次に見たのは、ネジの締め付け不良ですが、それは、ドローチューブにギアを取り付けているネジ。

    0c923a35.jpg


    これが少し緩んでいました。原因かどうかはわかりませんが、しっかり締めて、もう一度動作確認をします。

    このあたりでハッと気づきました。ドローチューブは3点支持で上の樹脂板で抑える構造になってる。ってことは、グルグル棒を抑えるネジはドローチューブの押さえの役割ではないので、強く締める必要はなく、あくまでもギアとの噛み合わせでちょうど良い調整をすれば良いってことです。
    逆に、必要以上に締めてしまうと、グルグルの動きが悪くなるばかりか、無駄にドローチューブを押してしまうため、三点支持+1になって調整がしづらくなってしまう。
    実は、電動フォーカサーは、このグルグル棒抑えネジに共締めするようになっているので、少ししっかり締めていました。グルグルの動きを悪くしない程度とはいえ、少し締め気味だったため、ドローチューブの動きに影響があったかもしれません。

    最終的に、3点支持部分にシリコンスプレーをかけて、組み直しました。
    今度は3点支持部分を良い感じで調整した後、グルグル棒抑えの蓋を慎重に締めました。

    今回、接眼部を弄ったので、最後にもう一度光軸を調整して終了です。

    後はテストですが、今日も雨。(だからこんなことはじめたんだけど)
    テストはまたいつか。(今まで以上にひどくなってなければ良いのですが・・・)

    つづく。。。

    今日から関東も梅雨入りです。
    これで、しばらくは撮影もお預けになってしまったので、先日の撮影会で撮った画像をもう少し処理してみました。
    中には、ナノトラッカーで撮影した時に、バルブ露出中にすっかり放置してしまって露出オーバーになってしまった画像も少しゴニョゴニョしてみたらなんとか見られるようになりました。
    ここからは、2mはなれてご覧ください。(笑)

    f28fcc44.jpg

    うっすらと、バンビがいるのわかります?2mも離れてちゃわからないって?
    photoshopってすごいなぁ。。。

    次は、土星をyimgで処理してみました。


    その域に達した人だけがその心眼でみることが出来る(・・・かもしれない)隙間が・・・ん~残念。やっぱり見えない。でも結構シャープに処理できました。

    画像処理は毎回やるたびに違った結果になってしまって、ぜんぜん安定しません。
    テキトー処理しかできないので、数こなして何度もやるしかありませんね。
    また、以前の画像を引っ張り出して処理してみよう。


    やっと、土星を処理しました。
    とはいっても、良い出来ではないので、みなさん、こころを広くもって、温かい眼で50cmはなれて見てください。(笑)



    BackyardEOSは便利だけど、拡大率を上げないととにかく小さい。
    SE120だと隙間は無理なのでしょうか。。。
    なんとか一度だけでも、SE120で隙間の撮影をしたいのですが、やっぱり腕を上げるしかないのかな。
    次は、SA-49795で撮影チャレンジします。

    それと、天の川画像を頑張って強調してみました。かなり、街灯りでカブりが出てしまいましたが、これはこれで仕方なし。
    これは、眼を細めて、1m離れてみてください(笑)
    dc950c1c.jpg



    もしかしてだけど~。EQASCOM+PHDでガイドするときって、EQASCOMのPulseGuide SettingのRA RATEとかDEC RATEを0.5xとかにしないといけないんじゃないの~!!!♪
    そういうことだろ。ジャン!
     
    でしょうかね。
    いろいろサイトを見ていると、追尾スピードとかガイドレートとかって言葉がでてきて、「0.5xとか2xで」って書かれていました。
    意味がわからず、なんとなく頭においていろいろ見ていたら、EQASCOMの設定画面の右上に0.5xって出ている画面画像をみつけまして・・・
     
    これって、うちのやつにも出てるけどなんのこっちゃかわからないし、たしかチェックは、はずれていたような(じぶんではずしたんだっけ?)・・・
    PHDのキャリブレーションって、恒星時追尾を停止させる信号を送って、動いた星を改めて追尾するのだとばっかり思っていましたが、もしかしたら、恒星時追尾の0.5xとかで動かしたりするってことでしょうか?
     
    正確には帰宅して設定を確認したうえでテストしてみないとわかりませんが、一筋の光が見えた気がします。
     
    もうひとつ、そのサイトは、「EQMOD接続&アライメント」ってタイトルで、ステナビとEQMODをつかってやるアライメントを紹介してますが、私がやっている方法と違うってことに気がつきました。
    もしかして、同期の件も解決するかも。。。これもテストしてみないとわかりませんが。
    おお、神よ。先人たちのお知恵を頂き感謝します。。。(こんなときだけ)
    。。。仕事に戻ります。
     
     
     

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