たじ家

さて、夜遊びはほどほどに・・・

    2014年12月

    今年最後の撮影で気になったことがありました。
    ドリフト法のおかげで極軸設定はかなりのところまで追い込めたので、その結果のガイドもほぼ±0.25ピクセルで落ち着いていました。
    3a886240.png

     
     
    この画像をみてもわかりますが、ときどきRAの補正信号が下にでています。
    このショットでは、DECも一回下に補正がでています。
    右上のターゲットを見ても、RA軸にそって左側に寄っているのがわかります。
     
    実際の星像も、1500mmで10分露出だと少し流れています。
    e710681c.jpg

    (前回UPの馬頭星雲画像から一部切り取り)
     
    どうやら、これは赤経軸の追尾が、実際の地球の自転速度より少し早いみたいで、それをPHDが補正するために、時々RAの補正が一方向にでているようです。
    もちろん、補正自体はPHDの真骨頂です。まったく問題ありません。
     
    しかし、1500mm10分露出の撮影では、±0.25ピクセルでもこのように流れてしまいます。
    では、どうするか。。。。
    その答えは、上のガイド画像の左下に出ていました。
    RMS ERRORの一番下に、赤文字で、
                               RA Osc:0.14
    赤文字は警告です。
    これは、RAの補正が弱い!とPHDが警告を出しているのです。
    もう少し注意深く見ていればよかった。。。o...rz.
     
    RAの補正が弱ければ、そのうちDECもずれてしまいますので、当然DECの補正もでることになります。
     
    少し話が飛びますが、私は最初のうちは、DECが暴れたらDECのパラメータをいじるもんかと思ってました。でも、DECパラメータってデフォルトではRAにくらべると設定値が少ないですよね。
     
    すべては、極軸設定だったんです。
    ただし、どんなに極軸設定を追い込んでも、完璧というわけには行きませんので、その誤差をPHDに補正してもらうことになります。
    それがRA補正です。この二つがしっかりできていれば、DECの補正はほとんど必要がないということがわかってきました。
     
    話をもどして、、、。
    現在のPHDのパラメタはデフォルトに戻しているので、RAのMin moが0.22ピクセルになってます。これは最小補正ピクセル値なので、0.22ピクセル動くと補正信号が出ることになります。
    したがって、今回のようなガイド状態(というより、長焦点で撮影するなら)もっと小さい値にしておかないといけなさそうってことがわかりました。
     
    目標は、±0.15ピクセルのガイド精度です。次回は、Min moを0.1ピクセルぐらいに下げてがんばってみます。
    また結果を報告します。
     
    あくまでも私の個人的な実施結果に基づくものなので、間違っている部分もまだまだあると思います。
    そのあたりは、どんどん訂正していきますので、「前回行ってたことと違う」ということが発生しますので。実践されるかたは気をつけてくださいね。(笑)
     
    追記
    YKMさんのコメントがヒントとなってわかったことがありました。
    長焦点で±0.25ピクセルが問題なのではなく、秒角が大きい事が星流れの原因でした。
    私のガイドカメラは防犯カメラでピクセルサイズが6.85umと大きいため、1ピクセル辺りの秒角も一般的なガイドカメラに比べると2倍くらいになってしまいます。
    したがって±0.25でも一般的なガイドカメラの±0.5ぐらいと言うことになります。
    対処方法は3つ。
     1 ガイドカメラをピクセルサイズの小さいものに替える
     2 ガイド鏡の焦点距離を2倍にする
     3 ガイド精度を±0.125まで頑張る

    2は今200mmなので400mmにすることになりますが、そうなるとガイド鏡も大きく重くなってしまいそうです。ちょっと敬遠ですね。オフアキって手もありますが1500mmでオフアキはきついし。。。
    1が1番簡単ですが、出て行くものもあるのですぐにと言うわけにも行かず、とりあえず頑張れば良いのが3のガイド精度アップです。
    まずは、これでやってみます。

     

    昨夜、今年最後となる観望に行ってきました。
    場所は、初めての場所。房総半島の荒木根ダムです。
    はじめて行く場所でしたが、予想以上に良い空で、風もなく、今年の締めくくりとしてやっと何か撮影できるかも。って期待満載です。
     
    今回は、仕事で関西方面へ行ってしまったさすらいさんを除いて、静岡から駆けつけたやまぎりさん、地元県民のDRAGONさん、おとなり神奈川からkola29さん、そして東京代表(?)の私と、一都三県のいつめんです。
     
    さて、まずは、前回報告したゴースト対策をテストするために、前回と同じ馬頭星雲を撮影してみました。
    その結果は。。。。
    9800f394.jpg

     
    Celectron C6 1500mm EOS KissX2改 ISO800
    10分×6枚コンポジット MPCCコマコレクタ使用
     
    効果がありました!左側にもやっとして写ってはいますが、これならその部分を取り除けば問題ありません。
    だって、ゴースト画像ってこんなんですから。
    89d491ff.jpg

     
    やまぎりさんにおしえてもらったバッフル内の植毛紙、ついでにやった筒内の植毛紙貼り、効果テキメンでした。やまぎりさん、ありがとう!!
     
    それで、不要な部分を切り取ったのがこんな感じ。
    1dd9965c.jpg

     
    ただ、3:30ぐらいから雲が出てきてしまって、朝まで待つ気力もなく帰宅してしまいましたので、フラット画像を取ってきませんでした。
     
    仕方なく、以前に撮ったフラット画像を使ったので、周辺減光はなんとかできましたが、ゴミは消しこめませんでした。残念。
     
    ところで、今回はもうひとつ目玉があります。
    バーダープラネタリウム社のコマコレクターレンズ「MPCC-MARK-III」です。
    これも前回報告したとおり、強力なコマ収差を解消するための手段として、こいつでどうにかならんもんかと思っていたとことろ、なんと、kola29さんが「あるよ~。つかってみる?」なんて、天使のささやきをいただいて、今回つかわせていただきました。
     
    その結果は、、、、
    54efcb2c.jpg

    b245b93d.jpg

     
    見事に効果が出てますよね!!
    これで、コマ収差解消の道筋ができました。kola29さんありがとうございます。
     
    ただ、今回の撮影で、片ボケが確認できていますので、スケアリングの見直しが必要です。
    どうも、スリーブ差込の方法は、ピタッっと差し込めていない気がするのでその辺も一度見直しが必要ですね。
     
    そのほか、PHD2ドリフト法による極軸調整は、時間をかけて追い込んでみたところ、ほぼ±0.25ピクセルまでできるようになりました。
    04c09ac2.png

     
    ただ、完全に合うところまでは行きませんので、東西反転するとその分の誤差が出てくることも確認できました。
    今後は、撮影対象の南中時間から東西どちら側で撮影するのかを考慮してドリフトするときも東西どちら側で実施するかを決めたほうがよさそうです。
     
    しかし、馬頭星雲に時間を掛けすぎてしまって、課題のかに星雲が撮影できませんでした。
    どうにか残したのは、構図確認で撮影した一枚と、誤ってガイド停止したまま撮影を開始したために途中で停止させた一枚だけでした。そのあとは雲がでてきてしまい、そのまま終了です。。。orz
     
    この2枚、どちらも露出が少ないし構図も違うのですが、今年最後のかに星雲なので、どうにかコンポジットしてPSでかなりゴニョゴニョしてみました。
    来年も、かに星雲がいる間、課題に取り組みます。
    b9373197.jpg

     
    私のブログを見ていただいた皆様、大変ありがとうございます。
    来年も拙いブログと拙い画像を量産すると思いますが、どうか、ご容赦願います。
    皆様、良いお年をお迎えください。今年も寒いです。ご自愛ください。

    昨日のゴースト。
    やまぎりさんから、「バッフルに植毛紙を貼ると効果がありかも」と教えていただき、どうせならと、鏡筒内部にも貼ってみました。
    効果のほどは、次回の撮影でテストしてみないとわかりませんが、
    鏡筒のフタをあけたので、光軸を再調整しなければいけません。
     
    本日は曇りですが、家はマンション7階なので、部屋から外に向けると街明かりがそこそこ映りますので、ざっとあわせることができます。
    そこであわせているとき、なるほど、こんなにも出てたのか。。。って気付きました。
     
    コマ収差です。
     
    中心付近で光軸をあわせてますが、周辺の街明かりがぐるりとコマってしまってます。
    シュミカセは反射系なので当然出てるのはわかっていましたし、実際の撮像でも出ているのは気付いていました。
    では、なにを騒いでいるのかって?
     
    実は、せっかくなので、クローズアップレンズで作ったレデューサでどの程度コマ収差が解消できるかを見てみたのです。
    私が持っているのは、ケンコークローズアップ№2、№4の2種類です。
    以下の画像は、上から、№4、№2、レデューサなしです。
    e7135b61.jpg

     
    収差を強調するために、わざとピントをずらしていますが、中心付近と比べて、周辺はコマ収差で黒点が外側にあります。
     
    なんと、レデューサつけてもコマ収差が全然変わっていません
     
    確かにレデューサは、コマコレクターではありませんが、ネットでみるとコマ収差も解消するって書いてあったので期待してたのですが・・・
     
    それでも、レデューサとしての機能は果たしているので、よしとするしかありませんね。
     
    コマ収差はコマコレクターが必要ってことでしょうか。。。
    C6にあったコマコレクターってあるのかな。

    先日の撮影の画像処理が終わりました。
     
    課題のかに星雲(M1)と、どうしても撮ってみたかったデッカイ馬頭星雲です。
     
    が!。 お恥ずかしいものしか取れてません。
     
    でも勇気を持って、晒します。
    ブログに載せておけば、これが自分の実力、もう一度がんばれ!ってことで、小さな励みにもなるのです。
     
    まずは課題のかに星雲です。
     
    07eafa72.jpg

    C6 1500mm ISO1600 EOS X2改 300秒×3枚 露出を調整
     
    もう、完全にピントがあってませんね。ガイド精度うんぬんの前に、ピントぐらいしっかり合わせられないとどうしようもありません。
    バーティノフマスクであわせたハズだったのですが・・・
     
    5ee115cd.jpg

     
    さて、こちらはご存知馬頭星雲とみごとなゴーストです。
    (笑)(泣)
     
    このエリア、どうやってもゴーストから逃れられ無かったのですが、どうしてもデッカイ馬頭が撮りたかったんです。。。
    無理して撮っちゃいました。
     
    これは、ISO1600 360秒×4枚です。露出不足なのでかなり露出をあげてます。
     
    いずれにしても、基本のピントあわせができていないので、本当にお恥ずかしいものになってしまいました。
     
    はい、そうのとおりでございます。
    今回は、ドリフトによる極軸設定ばかりに気を取られていました。
    あまりにもうまくいってガイドが安定していたので、有頂天になってました。
    まあ、ありていに言えば調子に乗っていたんです。orz
     
    いつもそうなのですが、なにかをやって成功すると、スカッと抜けてしまって、ほかのことがおろそかになってしまいます。
    ダークも取ったし、フラットも取った、極軸も設定したし、ガイドも良かった。
    でも、ピントが甘かった・・・・ハァ・・・
     
    今週末、まだチャンスあります。こんどこそ、しっかりピント合わせて撮影するぞ。
    次回からは、ISOを800に下げて撮影しようと思います。ただでさえ、風に弱くって長時間露出ができていないのですが、がんばってみんべ。
     

    2014年12月。
    今年最後の新月期の週末でした。
    天気予想では、土曜日は本降りの雨。すっかり、あきらめモードで何しようかなと思っていたところ、kola29さんから、「富士山方面なら深夜から晴れるみたいだけどどうする?」って連絡があり、急いでGPVを確認したところ、朝霧高原あたりなら23時ぐらいから何とかなりそうな予想。
     
    ということで、今回は、遅い時間から朝霧アリーナ駐車場で開始しました。
    雨は、21時ぐらいにはあがり、雲が取れ始めた22時ぐらいから、急にあわただしく準備を開始。
    メンバーはいつもの、kola29さん、やまぎりさん、さすらいさんでDORAGONさんは、都合により今回はお休み。
    でも、今回は初めて、星鳥さんとご一緒させていただきました。
     
    さて、今回は、定例のカニ星雲の撮影練習以外にもテーマがありました。
    それは、
      PHD2のドリフト法の極軸設定での運用
    です。
     
    先日、ベランダでテストはしてみましたが、実際にうまくいくのかどうか、今回がお初です。
     
    操作は、以前に書きましたがとても簡単です。あとはやってみるしかありません。
    C6鏡筒はシュミカセなので、温度順応している間に一回やってみたのですが、考えてみれば、カメラもセットしていないのでバランスも取れてない。
    意味ないじゃ~ん!
     
    ということで、順応にたっぷり1時間ほど使って、すべての機材をセットしてバランスをとって、さあ、ドリフトだ!
     
    ドリフトは、30分ぐらいやってたでしょうか、方位、高度のエラーも0.19ピクセルぐらいになりましたのでこれで完了。(のはず。。。)
     
    早速ガイドしてみました。
    これは、課題のカニ星雲を撮影しているときのガイド状況です。
    4bf5cf7f.png

     
    グラフ前半の乱れは、風を受けたときのもので、後半は風がやんでいる時の状態です。
    グラフのy軸は0.5ピクセル単位なので、ほぼ、0.5ピクセル未満で、風を受けても1ピクセル以内に収まっていて、これは、今までで一番良いガイド成績です。
     
    ターゲットを見ても、かなり真ん中に集まってますね。
     
    まずは、極軸設定は成功と判定してよいですよね。PHD2のドリフト法、簡単だし精度がよいから、本当にオススメします。
     
    もうひとつ、今回は、等倍ドットファインダーを使ってみました。
    等倍とのことなので、目的の天体に照準を合わせるのはとても簡単だったのですが、そのファインダーとC6長焦点の光軸をあわせるのに大変苦労をしました。
    C6のふとっちょな鏡筒の形状もあって、木星ですらなかなか導入できず難儀しました。
     
    また、導入してファインダーをあわせても、等倍のためあまり精度がでないので、
    これも調整が大変でした。
    もう、次回からは、元の6倍ファインダーに戻そう。と思っていたのですが、
    撤収前にみんなで話しているとき、kola29さんは、ガイド鏡も撮影鏡筒と光軸をあわせているとのお話を伺い、ピンときました!!!
     
    まずは、撮影鏡筒とガイド鏡の光軸を合わせます。
    次に、ガイド鏡と等倍ファインダーの光軸を合わせます。
     
    導入手順としては、眼視でファインダーに導入し、次にガイド鏡を使ってセンターに持ってくれば、かなり導入が楽になるのでは!!
    次回はこの方法で運用してみよう!
     
    今回は、さすらいさんの作ってくれた、お雑煮と、やまぎりさん提供のおでんで、おなか一杯の夜になりました。
    うまーかった!!!お二人には大感謝です。
     
    ところで、肝心の撮影結果は、現像したら報告しますね。
    まあ、たいしたものはありませんが・・・
     

    このページのトップヘ