たじ家

さて、夜遊びはほどほどに・・・

    2015年09月

    さて、満月期でもあるしそらはどんより雲がでています。
    こんな時は、機材のメンテナンス・・・なのですが、面倒くさがりの私は、そんなこともせず、ダラダラと過ごしています。

    でも、先日の「すばらしき北天 in 花咲く星降る銀河高原 の段(画像追加) 」で掲載した画像が、どうしてもうまくできていない気がして、気になって仕方がありません。

    そこで、今回は、少し違う方法でやり直してみましたので、うまく書けるかわかりませんが、今回の処理内容を書いてみたいと思います。
    ちなみに、画像処理は、Photoshop CC 2015を使ってます。

    まずは、今までですが、ざっくりこんな感じのプロセスでした。
    なお、ダーク、フラット、コンポジットは変わりませんので省略します。

    ①画像の下処理を行う。(カラーバランス調整、カブリ、色ムラ調整など)
    ②星マスクと星雲マスクを作成する
    ③各マスクを使って、トーンカーブレイヤ、レベル補正レイヤを使って星雲の強調を少し行う。
    ④上記③のレイヤを状態に合わせてコピーして強調を繰り返す。
    ここから先が、いつも不定になっていて、試行錯誤しているうちになにをやったのかがわからなくなります。

    最後のほうで、ハイパス画像をオーバレイでかさねたり、背景のノイズを少し除去したりして微調整して終了するのですが、毎回結果が変わってしまうのです。
    行き当たりばったりってことですね(笑)

    さて、今回の画像処理をざっと書いてみたいと思います。
    まずは、スタック直後の画像です。
    ff4641d9.jpg


    まずは、カラーバランスを整えました。
    ヒストグラムで調べてみると、若干Rが強いので、G,Bをレベル補正レイヤの中間値で、1.02に設定


    次の処理の前に、説明しておくことがあります。
    画像処理を行う前に、この元画像から、星マスクと星雲マスクを作成しています。
    このマスク画像の作成方法は、ネット上にありますのでそちらを参考にしていただくとして、ここから、これらのマスクが出てきます。

    ただ、今回は、作成した星雲マスクの階調を少し切り詰めた画像を使用しているところがありますので、
    最初に作成した星雲マスクはそのまま「星雲マスク」、階調を切り詰めたものは「星雲強調マスク」と説明します。

    <星雲マスク画像>
    551963fb.jpg


    <星雲強調マスク画像>
    6afaa541.jpg


    また、星雲強調マスクは、Camera Rowフィルターを使って、背景のノイズを少し消してあります。
    こうすることで、この星雲強調マスクをLもどき画像として輝度に使用したときに、背景ノイズも強調されることが防げるのではないかと考えてのことです。
    当然、微光星が犠牲になっていますが、この画像の使用はマスク画像と、輝度用ですので、まあ、いいかなって感じで(笑)

    本題にもどって、次は、星雲強調マスク(Lもどき画像)を使って輝度を置き換えます。
    輝度置き換えについては、こちらのマルさんのブログで配布している、画像処理のテキストを見て勉強しています。ぜひ、ダウンロードしていただくことをお勧めします。(マルさんのご好意です)
    L画像の合成については、59ページに記載されていますので、そちらを参考にしてください。

    <L+RGB画像>
    a66396b5.jpg


    グッと、星雲が出てきましたね。

    次の処理は、ハイパスフィルターを使ったコントラスト強調です。
    まず、今の背景画像とその上にあるレイヤーを結合します。
    (この際、すべてコピーをしてから行うと、やり直しできます。このあたりのことも、テキストでは普通におこなわれていますので見てください。)

    次に、結合した画像のコピーを作成し、フィルター>その他>ハイパスでハイパス処理を行います。
    このときのハイパスのパラメーター(半径)ですが、大きくしないと星雲強調ができませんので、私は目いっぱい大きくしてしまってます。(もしかしたら適正な値があるのかもしれませんが、正直よくわかりませんw)



    そのハイパス画像をオーバレイ50%で重ねたのがこれです。
    649ff989.jpg


    う~ん。。。ブログのjpg画像だとあまり違いがわかりませんねぇ。。。
    少しはコントラストが強くなっていますけど、実際のtif画像で処理していると全然違うのです。
    まあ、この辺はぜひ、やってみていただくとわかると思います。

    実は、今回は、ほとんどこれで完成なのですが、輝度置き換えで色が抜けてしまっているので、色相・彩度レイヤーで彩度を調整しました。
    ただし、ここでは星マスクを使って、星の彩度が変わらないようにしています。

    d20d3b0f.jpg


    この後は、星雲強調マスクを使って、星雲だけ少し輝度を上げたり、カラーバランスを整えたりしてます。
    レイヤーは、レベル補正レイヤーを使いました。
    ここでも、これらのレイヤーをグループ化して、そのグループに星マスクをマスクとして使ってます。
    こうすることで、恒星に影響が出ないようにしてます。(これもテキストに載っていました。ありがたや。)

    最後に、ほんのちょっとだけトリミングをして、完成です。
    今回の処理画像はこんな感じです。

    c461e37e.jpg


    高解像度版はこちら

    とか言っても、まあ、こんなもんです。(^^;
    とても胸張って出せるようなものではありませんが、前回の処理結果よりも個人的に納得できる感じになりました。前回にくらべて、星雲(特にNGC7538)の飽和が抑えられたと思います。

    長々と書いてしまいましたが、少しでも参考になれば幸いです。
    まあ、それよりも、画像処理のテキストをダウンロードされることをおすすめします。(笑)


    続なんていっても、撮影は前回のだけなので、実は今回はそのなかから、トリミングした画像だけです。
    せっかく、有名どころのHa星雲があるので、貧乏性のわたしはもったいなくって。。。(^^;

    まずは、NGC7635バブル星雲です。
    93192e5a.jpg

    高解像度版はこちら

    続いて、sh2-155洞窟星雲です。
    8921e5e3.jpg


    高解像度版はこちら

    いつも一つしか撮影できないのですが、このエリアは一回の撮影で、たくさん撮影できるってことは、
    とってもお得なエリアですね(笑)



    この連休で、どうやら星空観望が叶いそうなのは、どうやら21日の夜だけみたいでした。
    しかも、限られた地域のみです。

    ここで行かなきゃ、消化不良どころか飢餓状態を解消できませんので、もちろん行ってきました。
    通称、「ほしぞら高原」。(通称じゃないってw)

    ここは、群馬県のとある高原駐車場です。今回はじめて行ってきましたが、高度は1000m程度でたいしたことはありませんが、それでもこちらの空とは雲泥の差。
    特に北天は、天下一品といっても過言ではないと思います。

    これは、最近シャープレスカタログばかり撮影している私にとって、涎垂ものです。

    今回は、kola29さん、YKMさんとご一緒させていただきました。
    みんな、思い思いの北天天体を満喫したようです。

    GPVの晴れ予想は23時からで、月没とちょうどあっていたのですが、予想より早めに雲がとれ始めたので、
    そうそうに、ドリフト、アライメント、ピント、構図と準備をすませ、月没をまって撮影です。
    ところが、今回の対象は、月没ごろに南中を迎えるため、反転して構図を取り直さなければいけませんでした。

    仕方なく、導入のやり直しをするところ、ここで、大きなミスが、、、、この時はそれに気づいてません。
    そのまま導入して、構図確認のため10分露出。

    さあ、どうだ。。。。。あれっ! 映ってない?!

    なにが起きたの?

    もう一度、近くの星で導入して、、、これは、センターに入ります。
    で、もう一度、、、やっぱり映っていない。。。。。????

    今回の対象は、sh2-157周辺でとても淡い天体なので、構図確認で10分程度撮影しています。
    そのため、こんなことを何回か繰り返して、すでに30分が経過・・・少しづつ焦りの色が・・・

    仕方がないので、パソコンを再起動して、もう一度アライメントからやり直し、西の天体を導入し、東の天体を導入し、最後に近くのケフェウス座のアルデミランを導入して精度をあげて、さあ、導入。
    ・・・・・・今度は、端っこに写ってる。。。

    なんでそっち行っちゃうの?

    最初に確認したときは、問題なくセンター付近に導入されてたのに、、、南中したから?
    すでに、こんなことを繰り返して、時刻は0時を回っています。最低3時間は撮影しようと思っていましたが、インターバルを考えるとそれも厳しい時間になってきました。

    落ち着いて、よーく考えろ!おれ!・・・
    もう一度、パソコン再起動してみ・・・・いや、まてよ。恒星の導入はうまくいっているんだから、何か違うよね。

    ・・・(考え中)・・・
    対象は北天、西のデネブと東のカペラでアライメント、最初の構図合わせした時との違い、、、

    時間も違うからアライメントした恒星が違うの当たり前だからそれ以外・・・

    アルデミラン?最初は適当でいいやって思って、近くの恒星のアルデミランなんかでアライメントしなかった。
    まさかね。。。
    でもって、念のため、東西の恒星でアライメントして、そのまま導入・・・
        はいってるじゃん!
    そう、これでした。

    最初に構図を確認したときは、東西の恒星でアライメントして、すぐにsh2-157を導入しましたが、
    今は、精度を上げようと、東西のあと近くのアルデミランを導入していました。
    ステナビをみていると、アルデミランからsh2-157へ×が移動する途中、カクッっと変な方向へ動いています。
    星図上では、sh2-157の上にくるのですが、実際は空に対しては、相当手前で止まっていたのです。

    ステナビの導入精度とか、星の位置がかなり適当だとは聞いていましたが、もしかしたら天の北極付近の恒星は、同期をとってはダメなのかもしれません。
    これって、もしかしてあたりまえなのかな?

    確かにアライメントは極から離れた星を使ったほうが精度があがります。
    でも、同期すると精度が落ちるとは思っていませんでした。

    結局、東西の恒星でアライメントして、そのままsh2-157を導入したら、ほぼセンターに入ってくれました。
    これからは、気を付けようと思います。

    それでは!

     ・
     ・
     ・
    ってわけにはいきません(^^;
    今回は、そんなわけで3時間の大作とはいきませんでしたが、何とか、総露出2.5時間となりました。

    でも、先に言い訳させてください。
    このエリア。とても難しいです。撮影も画像処理も。
    どちらも素人のわたしが手を出してはいけなかった気がします。
    それでも、これで引き下がるわけにはいきませんので、機会があれば、3時間超えをチャレンジしてみたいと思います。

    ae6c55b6.jpg


    Claw Nebula(sh2-157) & NGC7635 Bubble Nebulae & Cave Nebula(sh2-155) & M52
    WilliamOptics Star71 EOS 6D(新改造) HEUIB-IIフィルター PHD2オートガイド
    ISO1600 600秒×15枚 RStackerでダークおよびフラット処理 CameraRowでデジ現
    PhotoShop cc2015でスタックおよび画像処理全般
    高解像度版は、こちら

    そのほかにもこのエリアはシャープレスカタログの星雲がたくさん映ってます。とても賑やかなエリアです。
    でも、まだ、露出時間が少なかったと思います。これでもかなり無理して強調していますが、これ以上はできませんでした。
    最低、3時間でしょうか。。。リベンジできるかな。


    (追加)
    画像処理やりなおしてみました。もう少し、暗黒帯をだしつつ、全体的に持ち上げて、微光星はできるだけおさえて。。。私のスペックオーバーです。。。
    何時間かかったかわかりませんが、激闘の結果です。
    e13724e7.jpg


    高解像度版は、こちら


    ついに、初須走です。以前、冬季閉鎖の直前に行こうとおもったら、すでに積雪で凍結。
    ノーマルタイヤだった私は、急坂でズルズルと下がっていき。。。怖かったぁ。。。
    結局、スゴスゴと引き換えしてきました。

    シルバーウィークを前に、いろいろと工作を重ねてきていましたが、なかなかテストする機会がなかったので、
    ぶっつけ本番かなと思っていたところ、GPV予想で昨夜の富士山がよさそうな感じ。
    仕事から帰って、晩酌を我慢して、20:30の更新を確認して、、、
    よし!いくぞ!
    この時間からだと、到着は23時ぐらいなので、なんとか1天体はいけるでしょうと、自分に言い聞かせ、、、
    いつものメンバーに「須走行ってきます」と報告をいれ、みんなからの声援をうけて一人旅立ちました。

    途中、雨や霧に包まれながら、富士山五合目須走口に向かってどんどん登り、ふと気が付くと、フロントウィンドウから星がちらほら見えてます。

    到着してみると、意外と狭い駐車場には、すでに数人の星やたちが。
    ライトをけしてゆっくり入っていきましたが、さすがに平日ともあって、スペースは十分です。
    車をおりて、そらを見上げてみると、そこには
    満点の星空が!
    あまりの迫力にしばらく見とれてしまいました。
    なんて濃い天の川なんだろう。。。残念ながらその感動をうまく伝えることができません。

    さて、ここんところ工作に熱を入れていたのはいくつかありますが、まずは、DCDCコンバーターです。
    今までは、12VのバッテリーからインバーターでAC100Vに変換して、そこからACアダプターでそれぞれの機器の電圧にして使ってました。
    もちろん、このほうが安定した電圧が出力できるので安心なんですが、もともとの直流電圧をわざわざ交流にしてまた直流にもどすことで、かなりの電力を捨てていることが気になっていたんです。

    そこで、DCDC変換基板を購入して、結果、赤道儀用、デジカメ用、ガイドカメラ用、パソコン用に12V,8V,10.5V,19Vを出力できる電源BOXを作成しました。
    とはいっても、基板を詰め込んだだけですけど(^^;
    一応、基板は、昇圧/降圧基板なので、バッテリーの電圧が変動してもそこそこは安定してくれます。

    まずは、これらをテストして、すべて、無事稼働しました。
    690e1801.jpg



    次は、WO71用のEL版ですが、これは、C6ですでに作成したこともあるので、まあテストというより、動作確認です。

    実は、そのほかに、カメラ冷却ボックスも作成中ですが、こちらはまだまだ改善中なので、そのうちまた報告いたします。
    こんな感じです。
    aef3977f.jpg



    さて、トラブルもすこしありましたが、なんとかこなして撮影を開始しました。
    ほぼ、3時間弱かかる想定だったので、仮眠をとろうと準備をしていると、暗闇から、「バッテリーの余りないですか」と声をかけられ、咄嗟のことで、「???(どういうこと?)」となってしまいました。
    でも、よく聞いてみると、少し離れたところにいた若者二人の車のバッテリーがあがってしまったらしく、ジャンプバッテリーがないか?ということだったようです。
    聞いてみると、エンジンかけずにヒーターをいれていたそうです(!)

    バッテリーがあがるなんて考えていなかったらしく、免許とりたてかな?と思いましたが、
    偶然、車にジャンプスターターバッテリーを載せていたので、それで事なきを得て帰っていきました。

    すっかり目が覚めてしまったので、仕方なく、一枚だけ画像をいじってみて、前回の現地からのブログ゙更新となったわけです。

    さて、その後、やっと少しだけ仮眠することができ、気が付くと午前3時。
    そろそろ、撮影も終了しますので、ごそごそと車からでてフラット撮影の準備です。
    予定通り、600秒×14枚の撮影が終了したので、フラット、ダークを撮影し、撤収してきました。

    今回は、すでに数回チャレンジしているsh2-171です。
    とても淡い星雲なので、暗いところで撮影したかったので今回こそ!と撮影しました。

    途中、何台か車の出入りがあり、多少のカブリはありますが、今までで一番まともに撮影できたと思います。

    627cda8c.jpg


    sh2-171 (ケフェウス座)
    WliamOptics Star71 Canon EOS 6D(新改造) HEUIB-IIフィルター 
    PHD2オートガイド 露出600秒×12枚
    Rstackerでダーク、フラット処理 CameraRow9.11でカラーバランス調整後デジ現 
    PhotoShop CC 2015でスタック後、レベル補正、ハイパス処理、トリミング

    高解像度版はこちら (重たいです)

    少し構図が、右寄りになってしまっていて、ギリギリでした。すごく残念です。一枚撮った時に、チェックするのを忘れていました。。。。
    14枚中2枚は、カブリがひどいのと人工衛星が入っていたので除外しました。
    しかし、2時間とってもまだ淡いですね~。。。あと1時間はほしいですね。
    また、いつか、じっくりねらってみたいと思いますが、とりあえずこいつはいったん終了にして、
    まだまだ、撮りたい天体がありますので、次回は新天体を狙っていきたいと思います。

    しばらくは、シャープレスばっかりになりそうです。。。いつになったら、銀河狙うのか自分でもわかりません(笑)


    なんか、夜半から富士山が晴れそうだったので、来てしまいました。富士山五合目須走口。
    到着は23:00すでに、満天の星空でした。
    いそいそと、準備をして撮影する事二時間ちょっと。
    いまは、3:30。ダーク撮影中です。
    ほんとうに、真っ暗なところで、久しぶりに濃い天の川をみることごできました。
    こんなのとってました。

    5fcde3e8.jpg


    さて、帰ろうっと。

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