たじ家

さて、夜遊びはほどほどに・・・

    2017年09月

    先週までに、iEQ45Proの修理&パワーアップ&オーバーホールを実施して、
    いざ、テストに太郎坊へ行ったのに、痛恨の忘れ物によって、結局、動作させるだけで帰宅したのは、
    前回アップした通りです。。。

    どうにも、ガマンもできず。。。ちょうど、遅い夏休みにはいっていたさすらいさんも、
    天候不順でモンモンとしていたので、

    「この週末はほぼ満月ですが、テストにでも行きませんか?」
    と声をかけてみたところ、ふたつ返事で「いく!」と。。。

    さすらいさんも、最近、デッカイ土管を入手したのですが、なかなか、テストすることもできず、
    では、天気次第で行先決めましょう。。。と。

    ぎりぎり金曜なら晴れる場所がありそうってことで、群馬県の妙義山ってとこに出撃してきました。

    さて、準備も終わり、月もズンズン昇ってきたところで、テストを始めます。
    今回はレデューサもあるので、各機材をセットし、準備OK!

    赤道儀の電源オン! よし!
    PCのAPT起動! よし!
    赤道儀コネクション! よ。。。んん?
    赤道儀コネクション!。。。

    つながりません。。。大丈夫APTって時々あるからね。。うんうん。。。

    ステナビ起動! よし!
    赤道儀コネクション! 。。。。。。。。
    not found device的なメッセージが・・・

    赤道儀の電源オフ! よし!
    赤道儀電源オン! よし!
    PC電源オン! よし!
    デバイスマネージャ確認! COM3よし!

    ステナビ起動! よし!
    赤道儀コネクション! 。。。。。。。。

    つながら~ん!!!!!!

    赤道儀自体は、ハンドコントローラで動作できるのですが、PCと接続するRS232Cがどうやら逝ってしまっているような。。。
    念のため、ファームを更新するときのユティリティを起動してメインボードを接続してみると、、、
    やはり、デバイスがない的なエラーメッセージがでてくる。。。
    いきなりケーブルがやられたってこともあるかもしれませんが、
    やはり、メインボードの損傷と考えるのが普通でしょうね。(今回の場合)

    minerさんに言わせると、今回の損傷は、5Vチップとのことでしたので、同じ5VチップのRS232Cチップが同じ電源系統にあると思われ、それも損傷してるのではないかと考えてます。
    素人考えですが、メインボードは、片側に、ハンコンとDECへ接続するコネクターがあり、いわゆる内側のコネクター、その反対側には電源、RS232C、ガイドポートが並んでおり、いわゆる外側のコネクターとなっています。
    今回の損傷は、この電源から入ったところにあったので、あやしいのかなって勝手に思ってます(素人考えです)

    とまあ、テストにきてよかったんですが、なにしろPCに接続できないので、こりゃあ、お手上げかって思ってたら、
    メッセでminerさんから、「ハンコンでがんばって」と謎のメッセージが。。。

    「ハンコン?なにかできるんだっけ?」と、すっかりPCにどっぷり寄りかかっている私は、しばし、考え。。。。。。

    ああ、そうか、ハンコン(ハンドコントローラー)って、いろいろ機能あるんだっけ。
    ということで、
    「初めての赤道儀、ハンコンで星を導入しよう!!!」のはじまりです。(笑)

    もうね、慣れないって困りものです。
    とりあえず、星を導入しちゃえって、やってみたけど、どうやってアライメントすりゃあいいんだろ?
    って10分ぐらいやって、やっと、メニューにAlignmentって文字をみつけ、、、
    なんだ、アライメント機能ってあったっけ?(^^;
    あるある、2Star Alignmentってメニューがあるので、
    出てくる第一星を選んで、ポチっと、、、中略、、、アライメント完了!!!

    よし、天体導入!。。。ですが、とりあえず、上のほうのメシエ天体を選ぼうと、今回は、小あれい星雲(M76)にしてみました。
    今まで撮影したことのない天体です。小さいのでレデューサつけた698mmでは短すぎるのですが、
    今日は、レデューサなしの直焦(1000mm)でオフアキを接続できるアダプターがないので、ガマンです。

    いざ、ハンコンで導入。。。試写開始!
    おお!、結構真ん中に入ってるじゃん。。すごいなハンコン!(あたりまえか)

    で、撮影する段になって、気づくのですが、、、PC接続できないのでどうやってガイドするんだ?
    なんか、QHY5LIIのガイドポートつかえばうまくできるのかな?とも思ったのですが、
    どんどん時間も進んでしまっていたので、思い切って、今回は、
    ノータッチガイド
    にしてみました。(笑)

    ノータッチなので、露出は30秒にして枚数を稼ぐ算段です。
    いやぁ、オートガイドもないから、なんか気楽でしたwww

    c0664479.jpg

    M76(小あれい星雲)
    SII 30"x31枚 Ha:30"x36枚 OIII 30"x22枚
    (SIIと疑似Hβを使ったAOO合成)

    ちっちゃいので中心をクロップすると、まあ、ダメな感じですね。
    551206c4.jpg


    まあ、温かい目でご覧ください。(笑)

    今回は、astrobinにアップしてませんので、高解像度版はありません。

    で、この記事書いてて気が付いたのですが、ガイドしないんだったら、オフアキ装置いらないですよね。
    ってことは、直焦(1000mm)でできたなって。。。
    せめて1000mmにしたほうがもう少し大きくなったかな、でもノータッチだからもっと厳しかったかな。
    まあ、いいでしょう。

    ちなみに、メインボードは、これ以上破損個所をひとつづつ調べていくのは得策ではないとおもい、
    交換することにしました。

    でも、今回のメインボード損傷で、得たものが多かった気がします。
    トルクアップ改造、オーバーホール、iEQユーザーの方々との交流。(いくつか連絡をいただきました)
    撮影にはとんでもない夏でしたが、次からは、トラブルなく撮影していく予定です。。。予定ですが、、、

    あ、そうだ、もう一つ解決したことがありました。

    私は、冷却CMOSカメラのASI1600MM-COOLを使っているのですが、
    撮影スケジュールをセットすると、1/3ぐらいは、ほとんど星が入らない画像になってしまって困っていました。
    一度は、メーカーに修理にだそうかと連絡を取ったりしていたのですが、もしかしたら撮影ソフトのAPTになにかあるかもしれないと思って、今回、パラメタをいじってみました。
    ところが、やはり現象はかわらずで、どうしたもんかと、最後にASCOMドライバーの設定にある、USB LIMITの値を45から65ぐらいにかえてみたところ、なんと、まったくエラーが起こることなく、すべての画像が取得できました。
    どうやら、画像の転送で欠落していたみたいです。これ、フラット撮ってるときもおきてたので困ってました。
    以前に海外のスレッドで45にすると良いという記事を見たと思ったのですがよくわかりません。

    まあ、問題がでなくなれば何でもよいのさ!
    さあ、来週はいけるかな?!


    はい。終わりました。

    今回、自分の不注意から、メンテナンス中にiEQ45Pro赤道儀のメイン基板を損傷してしまい、
    そもそものメンテナンスに至った、脱調問題を解決すべく、
    minerさんの全面的な協力を得て、、、というよりやってもらって(^^;

    すべての工程が完了しました。
    簡単ですが、ここにその作業内容を報告いたします。

    まずは、メイン基板の損傷です。
    損傷した部品は、これ、

    27473f86.jpg


    詳しくはわからないのですが、DCDCコンバーターの一部らしく、この部品の後にある部品に5V?供給しなければいけないらしいのですが、1.5V程度しかでていないため動かなくなっていたらしいです。
    まずは、この部品の調達ですが、あまり店頭になさそうだったので通販でお取り寄せをminerさんにお願いし、しばし到着を待ちます。

    次に、脱調問題です。
    こいつは、原因が不明なのですが、通常の恒星追尾時は問題がないものの、1440x速の移動時にかなりの頻度で脱調します。
    速度を512xや256xに落としても、その頻度がかわるものの脱調していました。
    もう、これはモーターを交換してトルクアップをはかるしかないのかなと思い、iOptronのサポートへモーターを変えることができないか相談してみました。
    いくつかのやり取りの結果、モーターの交換は放置されましたが、RA基板の改造でトルクアップすることができるともらったので、電子関係に無知な私は、基板の改造でトルクアップの意味が理解できず、
    いつものメッセで質問してみました。

    「こんなことできるの?」

    すると、minerさんが、モーターへ供給する電流値を上げれば、消費電力はあがるけどトルクアップしますよ。
    とのことで、メイン基板の修理と一緒に見ておきましょう。。とあわせて改造ということになりました。
    (いやぁ、もう、感謝以外のなにものでもありません)

    そのとき、minerさんから「改造箇所はわかるけど、iOptronの改造の抵抗値がどのくらいにするのか聞いてみて」と言われていたので、まあ、ダメもとで聞いてみました。

    「モーターに供給する電流を、抵抗を並列でつなげることでアップさせる改造ですね?できれば具体的な内容を教えてほしい」
    と連絡したところ、
    「ハンダこてがあって、基板の抵抗をさわれるのならハウツーを送るよ」
    って、時差の関係で一日1回のやりとりをしながら、基板のどの抵抗をどの程度に変更するかの情報をもらいました。

    一応、iOptronからは、公開禁止という条件が付けられているので、ここでの記載は行いません。
    同じようにトルクアップは、iOptronで$50で行っているそうですが、自前でやるって方は、
    個別に連絡いただければ、情報を提供します。
    ただし、こんなチップ抵抗の付け替えです。その道の方々には当たり前なのかもしれませんが、
    私には到底無理です(^^;

    7eb98937.jpg


    こちらのチップ抵抗は、秋葉原のパーツやで売っていたので、仕事中。。。仕事帰りに10個50円で購入し、minerさん宅へお届けです。

    そのあと帰宅したのもつかの間、トルクアップチューニングが終わったよと即時連絡をもらい(早ッ)
    あとは、修理パーツが土曜の夕方ぐらいには届きそうとのことだったので、日曜は受け取りに行こうと週末を計画してました。

    ところが、土曜の朝、部品が到着し修理がおわったとの連絡をもらい、週末の一家団欒のさなか、
    無理をいって土曜の午前中から、TOA130や三脚も持っていき、その場で結果確認となりました。

    メイン基板の修理は完了してますので、電源オンでちゃんと起動します。
    さて、脱調は?

    ウィィィィィン。。。ギャーーーン。。。。。

    脱調です。。。
    バランスをしっかり取り直して、もう一度、、、

    ウィィィィィン。。。ギャーーーン。。。。。    やっぱりダメだ。。。

    さて、そこから、まさかの原因調査大会となり、
    もうこれは、本当に恐縮なのですが、miner宅の庭先でさまざまな部分の確認をさせていただきました。
    まずは、ウォームの当たり具合を見ますが、この赤道儀のウォームは、スプリングの力で当たりすぎを逃がす構造になっているため、あまり調整ができません。
    せいぜい、苦し過ぎない程度の調整ぐらいです。
    しかも、その部分、あまり問題があるようには見えません。

    まあ、結局、その状態でなにをしてもほとんど変わらず、もう、これは、赤経体から赤緯体をはずしてみてみましょう。ということになり、早速、取り外してみます。
    c9d148fb.jpg

    これが、赤緯体を外した状態です。真ん中の黒いのが赤経体で、この円周のミゾに赤緯体のとめネジが押し付けられることで固定されます。
    赤緯体はこれにかぶさっているだけなので、フリー時の回転は、それこそ、この赤経体の円周に塗られているグリスだよりになっています。
    これが、この赤道儀のRAバランスとるとき、回転が渋くてわかりにくいといわれる理由です。

    赤緯体の中に見えるねじが、ウォームホイールとの接合ネジになっています。
    当然、、外してみると、ホイールを無視して、赤経体だけが回転します。

    その時です。。。
    ん?。。。あれ?。。。。
    手で赤経体を回転ささていたminerさんがなにか違和感を感じたようです。

    「これ、うまく回ってないんじゃない?たじさんもやってみて?」とのことなので、
    手で回してみます。

    グリグリ。。。グ、グ、グリ。。。
    あるところで、回転がかなり渋くなり、グリスで手が滑るせいもあってうまく回せません。

    たじ「この状態でコントローラーでまわしてみません?」
    miner「やってみよう」

    ということで、ウォームホイールと赤経体をねじ止めしなおしてから、この状態で接続、電源オン!

    さて、コントローラーで赤経軸を回転してみると。。。

    ウィーン、、、、ギャーン!!!!

    脱調した!!!!

    ええーーーーーっ!!!!!!

    バランスじゃなかったのーーーーーーーー!!!!!!!!!

    、、、、、、てーことは、、、、、赤経体が偏心してる。。。。

    miner「さっ、バラしましょ」
    たじ「はい。。。」

    そこからは、ちゃっちゃと作業をすすめていくminerさん。
    ところが、赤経体のお尻側をとめているカニ目リングが全然回りません。
    二人がかりで、、、とはいっても私は赤道儀を抑えているだけですが、、、やっても回りません。
    カニ目レンチでは力がはいらないからと、minerさんが別の工具を出してきて、それをドリルで加工。。。
    c1cd06c0.jpg


    こいつでカニ目に挿して体重をかけて、やっとすこしづつ回り始めました。
    外してみてみると、リングのネジ山はつぶれており、おそらく、赤経体が偏心した状態で無理に締めこんだため、ネジがかんでしまったのだと思います。

    その後、赤経体を取り出し、赤経体は二個のベアリングで支持されるため、そのベアリングがはまる箇所を念入りにふき取り、赤経体を取り付けなおしました。
    なんとか、カニ目リングもネジ山の間のゴミを落とし、ゆっくり締めこんで装着完了です。
    67ae846f.jpg

    (これが赤経体を支持しているベアリング)

    さて、もう一度、先ほどの状態で手回ししてみます。
    おお~!!するする回る!!!
    期待できちゃうぞ。。

    では、電源を接続して1440x速で、、、、

    ウィーン。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

    ぜんぜん脱調しない!!!!
    でもなんだかギアがこすれるような音がする。。。

    でも、これは、minerさんから、「グリスアップしましょう。そのせいかもしれない」
    確かに、さんざん触ってるし、グリスも黒く変色しているみたいだから、やったほうが良さそうです。

    ここまで、ほとんどの作業をminerさんがやっています。私はそれを眺めているだけ、、なにをすればよいのかわからないんでウロウロするだけです。
    でもグリスアップでminerさんが楊枝を数本もってきて、ウォームホイールの歯の間のグリスをかきだしはじめたので、

    「それ、俺やります!!!」

    と、やっと、自分の仕事を見つけて、ちまちまと歯の間のグリスをかきだしていきます。
    きれいになったウォームにグリスを塗布して、再セット。

    さてこんどは????

    ウィーン。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
    うん、ほかに音はしません!!!バッチリです。

    さあ、最後は、TOA130を載せて最終確認です。
    9a68517d.jpg


    ドキドキ。。。。。。
    コントローラー、最高速オン!!!
    1440x確認!!
    回転!
    ウィーーーーーーーーーーーーーーーーーン。。。。。。。。。。。。。。。。。
    脱調しない!!!!!

    反対側もOK!
    イナバウアーからの戻しもバッチリ!!!

    やっと、たどり着けました。。。
    結局、赤経体の取り付け不良だったんですね。
    iOptron。。。サポートは良いけど、組み立て精度はこんなもん?
    もう少し、チェックしてほしいもんですね~。。。。

    この顛末を、サポートへ送りましたが、

    その返信は、
    「Thanks for the update!」

    それだけかい!!!(笑)

    最後に、今回、多大な協力をいただいたminerさんには大感謝です。
    本当にありがとうございました。



    (追記)
    忘れてました。昨夜、夜半から晴れそうな予想だったので、富士山の太郎坊へ行ってきました。久しぶりに、YKMさん、やまぎりさん、minerさんも一緒です。到着した時は完全に雲の中だったので、赤道儀だけセットして、しばし仮眠。
    ふと目を覚ますと、月明かりが眩しい。。。時間にして0:30ぐらい。
    慌てて起きて準備開始です。
    まずは筒を載せて、decバランス取らなきゃいけないからカメラ付けないと、えーっと、そうだ、オフアキ。。。
    あれっ?どうやってつくんだっけ???
    なんかおかしい。。。
    。。。。レデューサは?
    。。。。わすれた。。。。
    TOA130ってM72のメスが筒から出ててレデューサつけるとM72のオスをだしてくれます。なのでそこからM72のメスを介してオフアキを繋げます。。。
    したがってレデューサがないとなにもつながらず。。。手も足も出ません。。。
    仕方がないので、ウインウイン動かして遊んで、あとは、寝転がって天の川を堪能して帰りました。。。堪能したからいいんです。。。スコーブテックの星座望遠鏡はなかなか楽しいしね。




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